ブランドカラーパレット例

オンラインブランドブックメーカー比較

2010年に、顧客が私のブランディング・ウェブデザインスタジオに初めてやって来たとき、私の最初の質問は「ブランドをお持ちですか?」でした。そして、その質問に対する大抵の答えが「ブランドとは、何ですか?」だったのです。私はさらに前に進み、ロゴを求めると、ほとんどの企業が視覚的に企業を象徴するために、ロゴやグラフィックエレメントを持つことを重要だとは考えていないことに気付きました。そして、これらの企業はプロのブランドブックメーカーもデザインプラットフォームも使っていなかったのです。小さな企業になるほど、ブラディングのプロセスは高価で、不必要で、大手企業向けのものだと考えていたのです。

そして、大抵の企業が「スタイリッシュなフォントと色を使って当社の名前を描いてください。それから、ウェブサイトに取り掛かりましょう。」と話しました。私は、ウェブサイトのために問い合わせてくるテクノロジーに弱い企業が、インターネットに関する知識がゼロであるということを経験から学びました。これらの企業は、オンラインでの存在が必要であることをただ知っていただけでした。

幸いにも、私たちは過去10年以上に渡り、ブランディングへの意識について長い経験を歩んできました。今日の企業は、低コストのオプションとツールが利用できるため、アートにおけるブランディングの価値を評価しています。ブランドブックとブランドガイドラインは、このプロセスの次の展開です。中小企業は、当初からこれらのツールの価値をよく理解しています。

デザイナーとして、私はスタイルガイドとさらに広範囲に渡るブランドブックを何年にも渡り作成してきました。このプロセスにおいて、さらに経験を深め、効率的に取り組めるようになりました。それでも、私や私のチームにとって、質の高いブランドブックを作るには、数時間かかります。私は、技術的な側面の最終確認作業や顧客へのブランドの提示よりも、デザインにより多くの時間をかけたいと思っています。その理由から、私はブランドブックメーカーを探し始めました。

ブランドブックメーカーとは?

あなたは、待ち侘びている顧客のために、何時間も費やし、素晴らしいブランドシステムを作成しました。次の最終ステップは、ブランドブックとブランドガイドラインの作成です。これで、顧客やチーム内の全てのメンバーがデザインの使用方法について知ることができます。ブランドブックの作成という最終ステップこそ、手間がかかり繰り返しの多い作業だと感じるかもしれません。ブランドブックの作成は、必要な仕事ですが、好きにはなれない仕事です。

デザイナーは、ブランドブックの価値を知っています。なぜなら、顧客にデザインを台無しにして欲しいと思うデザイナーはいないからです。ただし、あなたではなく、他のチームメンバーがその作業を担当したとしても、手作業でブランドブックを作成するのには、時間と労力が必要です。次のクリエイティブなプロジェクトに取り掛かり、ブランドブックの作成時間をたったの15分に削減できたらどうでしょうか?

ブランドブックメーカーは、デザイナー全員が使用を試みたことのあるテンプレートよりも、さらに細かな変更ができます。ブランドブックメーカーは、手動の構成プロセスの部分/全体を自動化します。

私は9つのブランドブックメーカーをレビュー/試したことがあります。これらのブランドブックメーカーを以下の項目でランク付けしました:

  • 対象者:ツールを使用するのに必要な専門レベルを区別しました。起業家向け、デザイナー向けなど。
  • 価格:このセクションでは、オプションのツール費用を示します。
  • メリットとデメリット: 試行プロセスを通じて気付いたメリットとデメリットを詳しく記載しました。
ブランドブックメーカーとは?
Screenshot from Gingersauce builder

Gingersauce

説明文:Gingersauceはブランドブックの作成、管理、提示向けのオールインワンプラットフォーム。ユーザーは、ブランドの異なる側面を通してガイドするシンプルなウィザードに従います。ウィザードは、デザイナーに異なるエレメントのアップロードするように促し、ロゴとアセットの説明文の追加、自動的にクリアスペースの計算、バリエーションや誤用例の計算を行います。私がGingerSauceを構築したとき、他の比較ツールで指摘した問題を解決することを最優先にしました。もちろん、私たちのツールはまだ改善中です – しかし、代替サービスを何年にも渡り試行した結果、私はGingersauceが正しい道に進んでいると信じています。

対象者:初心者からプロフェッショナル、フリーランサー、代理店のデザイナーを対象

価格:$0-$65/ブランドブック

メリット:

Gingersauceは、デザイナーがビジュアルアイデンティティシステムの適切なブランドブックを作成するのを支援します。

    • 簡潔さ: ウィザードガイドを簡単にフォローできた
    • スピード:システムで15分以内にブックを作成できた(すごい!)
    • ロゴバリエーションと誤用例:ブランドブック ツールは、アップロードした基本的なロゴを処理し、比率やクリアスペースの表示、ロゴのバリエーションや誤用例の生成をした
    • テンプレート:ブランドブックの作成に多くの時間はかからなかったが、3つのデザインテンプレートから選択することができたため、顧客のために美しくデザインされたブランドブックを手に入れることができた
    • 魅力的なプロモーション: Gingersauceはシステムを紹介した新しいユーザーに無料のブランドブックをプレゼントしており、無料ブックの数に限りはない(!)

デメリット:

    • 中小企業にぴったりなツールであるが、複数のキャンペーンや100のグラフィックファイルを管理する大企業には限界がある
    • ブランドブックは、ビジョンやミッションステートメントの作成を手伝うことはなく、ビジュアルアイデンティティのプロセスの必須条件としてデザイナーの顧客に依頼すること前提にしている

Zebrand

zebrand comparison
説明文:Zebrandは、起業家がブランディング代理店への費用を省くことができるオンラインプラットフォーム。このツールでは、使えるウェブサイト、パワーポイントテンプレート、ブランドブックを含む完全なエンドツーエンドブランディングを提供する。
対象者: 起業家
価格:1ブランドあたり $600-$750/年
メリット:
  • Zebrandは、選択肢方式の問いで完全に自動化されたプロセスを提供している – その結果、ブランド作りで必要なコンセプト/方向性がない方にとってかなり包括的なスタートポイントを提供している。
  • ツールは専門知識を必要としない;
  • 数分でブランドを作成できる;
  • ユーザーは代理店やデザイナーの費用を削減できる;

デメリット:

  • デザイナーの考えを取り入れない/システム内にプロのデザインアセットを追加する設定がない
  • ブランドブックの超基本的な画像出力のみを提供
  • サブスクリプション制を考慮するとツールは安価ではない
  • 1つのシステムで複数のブランドブックを管理できない。1冊のブランドブック作成のみ可能。

Venture

Venture brand book

説明文: Ventureは、ブランドパーソナリティー&ボイス、ビジュアルアイデンティティ作成向けのオンラインプラットフォーム。ロゴメーカー(lhttp://logojoy.com)、スタイルガイドメーカー(brandbuilder.ai)、Canvaなどのオンラインツールが組み合わされ、全体のプロセスにさらに良いアクセシビリティを提供しています。

対象者: 起業家
価格:£250 (ポンド)

メリット:

  • 起業家への幅広いソリューションを提供し、ブランドのテキストとビジュアルの側面をサポートしてる;
  • 簡単なステップバイステップのウィザード;
  • お得な価格。

デメリット:

  • デザイナー向けではない
  • 追加のプロフェッショナルアセットをシステム内に追加でいない
  • 複数のブランドブック管理ができない。

BrandBuilder

brandbuilder review

説明文: BrandBuilderは、オリジナルロゴをアップロードできるオプションを含むオンラインブランドブックメーカー。プラットフォームは、カラー、フォント、基本的なビジュアルアイデンティティを決めるのを助ける直感的で視覚的に美しいUIを提供しています。

対象者: 起業家

価格: $9-$19/月

メリット:

  • 技術/デザイナースキルを必要としないシンプルで直感的なウィザードを提供
  • ブランドの基本的なニーズをガイド
  • ビルトインロゴメーカーを提供

デメリット:

  • オリジナルロゴを追加するオプションがあるが、オリジナルデザインエレメントやアイコンなどを含めるオプションはない。そのため、デザイナー向けのサービスではない;
  • ロゴの使用例/誤用例に関するガイド無し;
  • モックアップやシステムの追加オプション無し;
  • 生成されたモックアップ;
  • かなりシンプルなブランドスタイルガイド。

Bynder

bynder design comparison

説明文:Frontifyなどのデジタルアセット管理ソフトウェアは、ブランドとマーケティング資料を作成/管理する際のマーケティングとクリエイティブチームの協力をサポートしています。このツールの主な目的は、中企業から大企業のブランドとマーケティングマネージャーがパートナーや顧客とグラフィックエレメント、写真、動画のファイル共有を管理するのに役立ちます。このプラットフォームは、基本的なDropboxやブランディング分野に合った追加の機能付きファイル共有ツールへのアップグレードになります。

対象者:マーケティング&クリエイティブチーム

価格:1ブランドあたり $29-$275/月

メリット:

  • 多数のグラフィックファイルを使用する大手企業向けに完全なソリューションを提供;
  • 異なるファイル共有オプション付き専用ファイルリンクを提供する完全なファイル管理;
  • デザイン代理店は、ブランドマネージャーが独立して編集/再使用できるテンプレートをシステム内で作成できる;
  • ブランドマネージャーがデザイン代理店によって完了したプロセスを管理するのに役立つワークフローを提供。

デメリット:

  • デジタルアセット管理ツールは、零細企業にとって難易度が高すぎる – ツールを最大限活用するには、ブランドマネージャー、クリエイティブ代理店、戦略プランナーなどが必要;
  • エンドツーエンドソリューションとして、企業全体が全てのマーケティングファイルとフローを同じシステムを通して行う必要がある – 大きな決断が必要;
  • ツールはデザイナー向けではなく、ブランドマネージャー向け;
  • 複数のブランドを管理/作成するのに不向き。

Canva

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説明文:Canvaは、全てのグラフィック製品向けのウェブベースデザインツール。チラシ、履歴書、パンフレット、ビジネスカード、ブランドガイドラインテンプレート、ロゴジェネレーターに渡る幅広いテンプレートを提供しています。

価格:$10/月

メリット:

  • Canvaは、起業家が簡単にテンプレートを選択、パーソナライズし、印刷用/デジタル用製品に最終決定できるスマートで直感的なツール
  • テンプレートは基本的なブランド設定でフィルター可能
  • デザイン業界でちょっとした経験を積みたいエントリーレベルのデザイナーに合ったツール

デメリット:

  • Canvaのテンプレートでブランドガイドラインを作成するのは、私のような経験豊富なデザイナーでさえも簡単ではない;
  • Canvaのドラッグ&ドロップツールはブランドブック のレイアウトのデザインに焦点を当てさせるが、含むべき適切なブランディング情報を必ずしも表示していない;
  • テンプレートはロゴのアップロードを考慮に入れておらず、バリューを追加していなかったため、ブランドブックのデータ入力には非常に時間がかかった。

Flipsnack

canva comparison

説明文:Flipsnackは、カタログ、チラシ、雑誌、パンフレット作成向けのドラッグ&ドロップデザインツール。デザイン作成/完成済みデザインをアップロード後、オンラインで共有できます。PDFファイルを対象視聴者(雑誌出版者、マーケター、デザイナー)向けのオンラインフリッピングブックに変換することができます。

価格:$14-$79/月

メリット: 

  • Flipsnackは少数のブランドブックテンプレート付きのドラッグ&ドロップオンラインツールを提供している – テンプレートは、ブランドブック作成時に必要なグラフィック情報と考えるべき事項をデザイナーに表示している;
  • テンプレートは100%カスタマイズ可能;
  • InDesignや他のページデザイン/レイアウトツールを比較して、Flipsnackは追加のスキルを必要とせずに簡単にオンライン展開可能。

デメリット: 

  • 自身でロゴ比率、クリアスペースの作成、ロゴバリエーション、誤用例の保存、カラーの決定、RGB、CMYK、Pantone対応を調べる必要がある;
  • Flipsnackはブランドの異なる側面を口語で説明するのに役立たない。

Tailor Brands 

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説明文:Tailor Brandsは、ブランドガイドラインの追加機能を提供するオンラインロゴメーカー。ロゴデザインを完了させると、ブランド所有者向けの最初のブランドブックとしての役割を果たす複数の追加のガイドラインが提供されます。

対象者:起業家

価格:$4-$16/月 または $40/ワンタイム購入

メリット
  • 顧客向けにロゴメーカーを利用するデザイナーにとって、このツールは100%自動化しており、入力を必要としない;
  • ツールは異なる製品を提示し、モックアップを作成するための必要性を省く。

デメリット:   

  • ツールは、デザイナーに編集権利を与えないため、プロセスへの知識がない起業家に合っている;
  • ツールはロックされているため、ユーザーはオリジナルロゴやブランドアセットをアップロードできない;
  • 最終製品は非常に簡潔なブランドガイドラインである。

ほとんどのブランドブック ツールは完璧ではありませんが、それでもたくさんの良い点があります。

Corebook

corebook pros and cons

説明文:Corebookは、ブランドスタイルガイドを提示する目的のみで使えるオンラインドラッグ&ドロップウェブサイトメーカーです。Corebookの作品は、様々なブランディング構成要素を簡略化したエレメント付きの一般的なウェブサイトに似ています。Corebookの強みは、長い文章を読むのが嫌いな方のために、ビルトインテキストスピーチAIを搭載していることです。これにより、ブランドのサウンド面に重きを置いています。Corebookの多くのセクションは、デザイナーではなく、ブランド情報サイドへと適用されます。

対象者:ブランド作成者、ブランド所有者

価格:作成者は無料、ブランド所有者は$450/年

メリット:
  • ユーザーは、無制限のセクションと追加情報で、広範囲に渡るブランドウェブサイトを作成できる;
  • 他の作業中にブランドブックの音声を聞けるAIテキストスピーチツールがある;
  • リンクをプライベートまたはパブリックにできる;
  • Corebookは、ロゴとクリアスペースオプションにおける3つの誤用例などで、デザイナーを手助けする無制限の自動機能を含む;
  • ユーザーは、ニーズに応じて短い/長いブランドブックを作成できる;
  • 複数のブランドブックを管理できる。

デメリット:

  • Corebookは、ブランドブックの審美的な側面を過小評価しており、情報サイドに重きを置いている;
  • ツールは非常に複雑なメーカーであり、ブランドブック作成での時間短縮に繋がらないが、ブランドの「Wikipedia」として役割を果たすオンラインデジタルブックを作成する能力がある;
  • CorebookのUIは、簡単にフォローできない – オプションと使い方について理解するのに時間がかかった;
  • ツールはアセットの作成に役立たない;
  • オフライン版でダウンロードできない。

ブランドブックメーカーを気に入る理由とは?

デザイナーとして、あなたは何時間を費やし、待ち侘びている顧客のために素晴らしいブランドシステムを作ります。最終ステップは、ブランドブックとブランドガイドラインの作成です。これで、顧客やチーム内の全てのメンバーがデザインの使用方法について知ることができます。ブランドブックの作成という最終ステップこそ、手間がかかり繰り返しの作業だと感じるかもしれません。

デザイナーは、ブランドブックの価値を知っています。なぜなら、顧客にデザインを台無しにして欲しいと思うデザイナーはいないからです。ただし、あなたではなく、他のチームメンバーがその作業を担当したとしても、手作業でブランドブックを作成するのには、時間と労力が必要です。

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